IJF世界ランキング(World Ranking List)は、国際柔道連盟が各階級ごとに算出するランキングである。大会のシード、組み合わせの位置、主要大会への出場資格に関わる。金メダルの数だけで並べるものではなく、ポイント制で決まる。
最も重要なルールは、成績の価値が時間とともに下がることだ。大会で得たポイントは最初の12か月は100%の価値を持ち、その後は50%に下がり、24か月で失効する。
1,000ポイントの成績を例に取る。取得から12か月は1,000ポイント分として数えられる。12か月を過ぎると同じ成績は500ポイント分になる。24か月を過ぎると、その成績はまったく加算されない。
ポイントの変化は大会の時期とランキング週の考え方に基づいており、1月1日に一斉にリセットされるものではない。選手によってポイントが減る時期は異なる。
試合に出ていなくても順位は動く。他の選手の古い成績が減価または失効すれば、自分が畳に上がらなくても順位が上がったり下がったりする。
ポイントが並んだ場合の扱いは、国際柔道連盟が公表する規則による。詳細は同連盟の現行の説明が基準となる。
ランキングが実務的に効く場面は三つある。第一にシードで、組み合わせ上の位置に影響する。第二に組み合わせそのもので、大会での道筋を決める。第三に主要大会の出場資格で、オリンピック資格もここに関わる。
注意すべき点として、世界ランキングとオリンピックランキングは関連しているが同じ制度ではない。オリンピックランキングには独自の対象期間と資格規則があり、同一のものとして扱うべきではない。
2026年バクー世界柔道選手権を前に、国際柔道連盟は9月21日に女子7階級のランキング分析を公表した。以下が各階級の注目選手である。
48kg級では中国の庄文娜がバクーの注目選手の一人。52kg級ではAyumi Leiva Sanchezが有力な優勝候補である。57kg級ではEteri Lipartelianiが有力な優勝候補である。
63kg級では加治遥が上位の選手。70kg級ではLara Cvjetkoが同連盟の最新分析で首位に立ち、田中志穂が有力な優勝候補となっている。
78kg級ではAnna Monta Olekが有力な優勝候補。78kg超級ではRaz Hershkoが有力な優勝候補である。いずれも同連盟の分析に挙げられた選手だが、全員が現在の世界ランキング1位というわけではない。

