柔道男子66kg級で世界選手権を2度制した丸山城志郎氏が、家族とともにスイスへ正式に移住した。丸山氏は2026年9月までに、妻クルミさんのYouTubeチャンネルで移住を公表。本人によると仕事が移住を決断した大きな理由で、2026年4月からすでにスイスで生活を始めていた。ビザ取得を経て家族での正式な移住となり、現在はスイス西部を拠点に柔道指導に携わっている。
丸山城志郎が家族でスイス移住を発表
デイリースポーツは2026年9月5日、丸山氏が妻クルミさんとともにYouTubeに出演し、家族でスイスへ移住することを明らかにしたと報じた。
丸山氏は動画の中で、仕事の関係もありスイスへの移住を決断したと説明している。家族は2026年4月から現地での生活を始めており、その後ビザを取得。手続きを経て、正式にスイスを生活の拠点とすることになった。
丸山氏は2025年2月に現役引退を表明している。競技生活を終えた翌年、活動の中心は日本からスイスへ移った。
丸山城志郎はなぜスイスへ移住したのか
公表されている内容から確認できる直接的な理由は、丸山氏自身の仕事である。
スイス・ヴォー州VichにあるÉcole Mont-Olivetは2026年3月、丸山氏が柔道教師として同校に加わり、併設するMont-Olivet Judo Clubでも指導にあたることを発表した。
École Mont-Olivetでは、柔道を単なる課外スポーツとしてではなく、教育の一部として位置づけている。学校によると、柔道は2022年9月からスポーツプログラムに取り入れられ、スイス柔道・柔術連盟との長期的な協力のもとで運営されている。
丸山氏の役割は、学校の生徒への柔道指導と、Mont-Olivet Judo Clubでのコーチングが中心となる。世界選手権を2度制した経験を、子どもたちの技術習得や人間的な成長につなげることが現在の仕事になっている。
スイス移住までの経緯
丸山氏のスイス移住は、2026年9月の発表だけで始まった動きではない。現地での仕事と生活は、その数カ月前から進んでいた。
2025年2月 現役引退を表明
丸山氏は2025年2月に競技生活からの引退を表明した。
2019年と2021年の世界選手権男子66kg級を制覇。2022年、2023年の世界選手権では銀メダルを獲得した。東京五輪代表をめぐって阿部一二三と激しい代表争いを続け、2020年12月には講道館で代表決定戦を戦ったことでも知られる。
2026年3月 École Mont-Olivetが就任を発表
École Mont-Olivetは2026年3月、丸山氏を柔道教師として迎えることを公式に発表した。あわせて、Mont-Olivet Judo Clubのコーチとしても活動することが明らかになった。
2026年4月 スイスでの生活を開始
丸山氏本人の説明によると、家族は2026年4月からスイスで生活していた。移住発表以前から、仕事と日常生活の基盤を現地へ移していたことになる。
2026年8月 学校でマスタークラスを実施
8月26日にはÉcole Mont-Olivetで生徒向けのマスタークラスを担当した。国際柔道連盟(IJF)のマリウス・ビゼール会長と、スイス柔道・柔術連盟会長のセルゲイ・アシュワンデン氏も学校を訪問している。
IJFは8月30日付の記事で、丸山氏が家族とともにスイスを生活拠点とし、École Mont-Olivetの教育プロジェクトで重要な役割を担っていると紹介した。
2026年9月 家族での正式移住を公表
ビザ取得後、丸山氏夫妻はYouTubeで家族のスイス移住を正式に発表した。日本のメディアでも9月5日から広く報じられた。
丸山城志郎は現在何をしている?
現在の丸山氏は、École Mont-Olivetの柔道教師、Mont-Olivet Judo Clubのコーチとして活動している。
同クラブは学校の生徒だけでなく外部の子どもにも開かれており、2026-27年度は5歳から参加できるクラスが設定されている。丸山氏は世界レベルの競技者を相手にしてきた経験を持つが、現在の指導対象には柔道を始めたばかりの子どもたちも含まれる。
IJFは、丸山氏が学校で技術指導を行うだけでなく、柔道を通じた教育そのものに関わっている点を紹介している。École Mont-Olivetが掲げるプログラムでは、尊重、自制、努力、自己成長といった価値が柔道教育の柱に置かれている。
現地でフランス語も学ぶ
丸山氏が暮らしているのは、フランスとの国境にも近いスイス西部。本人は現在、フランス語の習得にも取り組んでいる。
日常生活で使う簡単な表現は話せるようになってきたといい、柔道を教えている地元の子どもたちからフランス語を教わることもあるという。
生活面については、スイスを「非常に暮らしやすい」と説明している。日本とは生活習慣が異なり、日曜日に多くの商店が営業しない環境にも徐々に慣れたという。週末には家族でフリーマーケットへ出かけることもあり、街並みや自然の豊かさにも触れている。
2026年秋もスイスで柔道指導を予定
丸山氏の現地での活動は今後も続く。
École Mont-Olivetによると、2026年10月19日から24日までFieschで行われる「AKI Judo Camp」に、丸山氏が指導者として参加する予定。北京五輪銅メダリストで現スイス柔道・柔術連盟会長のセルゲイ・アシュワンデン氏、日本人指導者のHiroshi Katanishi氏とともに、技術・戦術面の指導を担当する。
学校での日常的な指導に加え、キャンプやマスタークラスなどを通じて、スイス国内で丸山氏の柔道に触れる機会は増えている。
現役引退後も柔道との関係は続く
ローザンヌ・グランドスラムで見せた丸山城志郎の新たな役割については、こちらの記事をご覧ください。
丸山氏は現役を引退したため、現在は競技選手として国際大会に出場しているわけではない。
2019年と2021年の世界王者として残した実績、阿部一二三との代表争い、得意技の内股などで世界の柔道ファンに知られた丸山氏は、現在その経験を指導の場で生かしている。
2026年8月にスイスで初開催されたÉcole Mont-Olivet Lausanne Grand Slamでも、丸山氏は大会関連行事や柔道教育の場に姿を見せた。スイス移住後の活動を見ると、学校教育、クラブ指導、講習会が現在の主な柱となっている。
まとめ|丸山城志郎は現在スイスで柔道を指導
丸山城志郎氏は2026年、家族とともにスイスへ正式移住した。本人が説明した移住の主な理由は仕事で、4月からすでに現地生活を開始。École Mont-Olivetの柔道教師、Mont-Olivet Judo Clubのコーチとして子どもたちを指導している。
2025年2月の現役引退後も柔道から離れることなく、現在は世界王者として培った技術と経験をスイスの教育現場で伝えている。
よくある質問
丸山城志郎はなぜスイスに移住したのですか?
丸山氏は、仕事の関係でスイスへの移住を決断したと説明している。現在はÉcole Mont-Olivetで柔道教師を務め、Mont-Olivet Judo Clubでも指導している。
丸山城志郎はいつからスイスに住んでいますか?
本人の説明では、2026年4月からスイスで生活を始めた。その後ビザを取得し、家族での正式な移住を公表した。
丸山城志郎は現在何をしていますか?
スイス・ヴォー州のÉcole Mont-Olivetで柔道教師を務め、Mont-Olivet Judo Clubのコーチとしても活動している。学校での指導に加え、マスタークラスや柔道キャンプにも参加している。
丸山城志郎は現在も柔道選手ですか?
丸山氏は2025年2月に現役引退を表明しており、現在は競技選手ではない。主な活動は柔道指導と教育である。

