2026年愛知・名古屋アジア競技大会は9月19日に開幕するが、選手の宿泊をめぐる批判が連日続いている。大会組織委員会は費用削減と環境への配慮を理由に従来型の選手村の建設を取りやめ、ホテル、大型クルーズ船、名古屋港のコンテナ型仮設宿舎に選手を分散させる方式をとった。
宿泊先は約40カ所に分かれ、競技会場との輸送ルートは600以上、1日最大720台のバスを動員する。名古屋港ガーデンふ頭には木造プレハブのコンテナ約200棟が設けられ、当初は約2000人を収容する計画だった。イタリアのクルーズ船コスタ・セレーナは金城ふ頭に停泊し4000〜5000人、残る約9000人は市内のホテルに宿泊する。
問題は参加人数が計画を上回ったことだ。組織委員会は当初約1万5000人の選手・役員を見込んでいたが、今年3月に正式競技が追加されたことで1万7000人以上に膨らみ、超過分を既存の宿舎に割り当てたため、寝室の不足や設備面の問題が生じた。
コンテナ宿舎の環境が批判の焦点となっている。1棟は約70平方メートルで最大6人が滞在し、トイレとシャワーは共用、ベッドの長さは1メートル95センチ。選手や役員からは手狭さが指摘され、一部の部屋では漏水も起きている。
韓国男子バスケットボール代表はグループステージに備えて早くから名古屋入りした。ガードの辺俊亨(ピョン・ジュンヒョン)選手は9月11日、洗面台の下から水が漏れ床が水浸しになる動画をSNSに投稿し、「助けてください」と訴えた。チームメートの李賢重(イ・ヒョンジュン)選手も韓国メディアに厳しさを語っている。
名古屋周辺では9月初旬に記録的な豪雨があり、浸水でコンテナ宿舎に滞在していた選手と役員約400人が一時的に高台へ避難した。組織委員会は全員が安全に戻り、けが人はいないとしている。
宿泊に加えて輸送にも問題が生じている。選手を運ぶシャトルバスが道に迷ったり、誤った目的地に向かったりする事例が相次いだ。
韓国のスポーツ関係者は今回の宿泊を「これまでで最悪」と評し、45の国・地域が組織委員会に懸念を伝えたと述べた。中国メディアも「選手村なのか難民キャンプなのか」と疑問を投げかけている。組織委員会は、期日までに登録したすべての選手と役員に適切な宿泊先を用意したと説明している。
大会は9月19日開幕、10月4日閉幕で、43競技469種目が行われる。柔道は9月30日から10月3日まで愛知国際アリーナで実施され、香港チャイナは男女各3人、計6人を派遣する。
情報源
中央日報日本語版:
https://japanese.joins.com/JArticle/355011
The Korea Times(2026年9月17日):
VnExpress International: