新たな研究で、注意障害のある青少年のうち、地中海式の食事を取り入れ、特定のビタミンを摂取する人は、認知テストで集中力と処理速度が有意に高いことが分かった。
研究によると、心理的な健康状態にかかわらず、大半の青少年は望ましい食習慣を送っていなかった。一方、注意障害と診断された青少年のグループでは、食事の質によって明確な差が生じた。地中海食に近い食事を取る青少年は、集中力や多動性に関する困難が少ないと回答し、コンピューターによる注意力テストでも、より速く安定した成績を示した。
地中海食は果物、野菜、全粒穀物、豆類、ナッツ、オリーブ油、魚を重視し、加工食品と精製糖を控える。今回の研究はスポーツの成績ではなく、青少年全般の認知能力に焦点を当てたものだが、その結果は少年柔道の稽古にも参考となる。集中力、機を見極める判断、相手の動きを読む力は、いずれも柔道の基本的要素である。注意力に課題を抱える可能性がある若い選手にとって、食事の選択が稽古や試合を補助する役割を果たす可能性がある。
この研究は、栄養が青少年のスポーツ育成で見過ごされてきた要因かもしれないことを示す、積み重なる証拠に新たな知見を加えるものだ。とりわけ、注意欠如・多動症などの状態にある若い選手に関係する。

