サンパウロ視覚障害柔道グランプリ期間中、国際柔道連盟(IJF)は複数の特集を連続して掲載し、信頼、手の感覚、動きの本質という観点から、視覚障害柔道が柔道の核心的価値をどのように体現しているかを描いた。これらの記事は試合結果だけでなく、視覚障害柔道を嘉納治五郎が重視した教育と修養の文脈に立ち返らせている。

そのうちの一編は「信頼」をテーマとしている。試合が始まる前から、選手はすでにコーチ、誘導者、審判、そして大会運営を信頼していなければならない。審判は選手が正しい位置に立つよう助け、コーチは選手の試合環境への入りを支える。こうした細部こそが、試合が安全かつ公正に行われるための基盤である。

もう一編は「手」をテーマとしている。柔道選手にとって手は本来、攻撃、防御、制御、そして感知のための重要な道具である。視覚障害のある選手にとっては、袖、襟、圧力、そして細かな動きも、位置を確認し、つながりを築き、試合を理解する手段となる。

特集は「精力善用」の概念にも立ち返る。組み手を確立した後は、足運びの調整、重心の変化、圧力の移動のすべてに役割がある。タイミング、技、バランス、力の使い方は、こうした至近距離の相互作用の中で一層はっきりと見えてくる。

柔道ではよく「自他共栄」と言われる。視覚障害柔道において、この概念は、選手を畳へ導く手、審判が双方を正しい位置に整える動作、そして双方がともに安全を維持しようとする姿勢の中に見ることができる。

出典

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