国際柔道連盟(IJF)が段位制度を改革した。2026年1月に公表された「Grades and Dan Regulations」により、2026年1月以降、各国連盟が授与する段位はIJFの正式な承認を受けることが必要となり、IJFの段位が国際的に認められる唯一の段位となる。
改革は2025年12月1日の執行委員会で決まった。同じ段位でも国によって知識や能力の水準が異なることが背景にある。検討は十段のジャン=リュック・ルージュが率いた。
規章の内容
2026年1月から、新たに授与する段位はIJFの承認申請が必要となる。規章は実施期間を2026年9月1日までとし、2026年と2027年の2年間は既存の段位保有者向けの簡略化された移行措置を設ける。初段から五段までは各国連盟が段位承認の提案を行い、大陸連盟がIJFの代行者として監督する。
審査で求められること
併せて公表された規則は、段位ごとに最低年齢、年限、形の審査を定める。初段は15歳以上で、IJF加盟連盟に所属する道場で茶帯を1年以上。三段は19歳以上かつ二段で2年以上、四段は22歳以上かつ三段で3年以上。審査は自己紹介、Mondo、形、そして無作為に選ばれる投げ技5本と寝技5本の技術審査で構成され、四段の課程には講道館護身術が含まれる。
六段以上は年限だけでなく、AからDの区分ごとに競技成績、審判、運営への貢献、指導歴を考慮し、年齢と年限の要件も区分によって異なる。文章または映像による研究の提出も求められる。十段は執行委員会が決定し、3分の2以上の賛成が必要となる。
承認にかかる費用
国際的な承認手数料は段位ごとに決まっている。初段・二段は150ドル、三段から五段は200ドル、六段250ドル、七段300ドル、八段・九段は350ドル、十段は無料。費用はIJF、大陸連盟、各国連盟で分ける。あくまでIJFの承認手数料であり、各国連盟が独自に定める審査料や証明書代とは別である。
IJF段位が必要な人
2026年1月1日以降に各国連盟が授与する段位は、授与から6か月以内の承認が必要となる。加えて、Judobaseでシニアの国際大会に登録する選手、IJFの審判、IJFコーチとIJF Academyの指導者・候補者、IJF技術指導者と専門家が対象となる。
道場での稽古、国内大会への参加、地域での指導にIJF段位は求められない。要件はIJFの大会とIJFの役割に関するものだ。




