斉藤立が第56回全日本実業柔道個人選手権大会で見事な復帰戦を飾った。大会は9月5日、大阪府堺市のだいしんアリーナで行われ、男子100kg超級で6試合すべてを一本勝ち(うち2試合は指導3による反則勝ち)で優勝した。
映像:オール一本・復活優勝 斉藤立選手(柔道 練習、試合の動画、YouTube)。 YouTubeで視聴
この大会は11月の講道館杯の予選を兼ねている。斉藤にとっては昨年11月に講道館杯を制して以来の実戦で、約10か月ぶりの出場となった。
eJudoと日刊スポーツによると、斉藤は2月に腰の手術を受け、練習復帰後の7月には右足首を負傷した。JESエレベーターの井上智和監督は、状態は良くなく、出場自体を迷うほどだったと明かした。
それでも斉藤は決勝で一色勇輝から左大内刈りで一本を奪い、立ち技と寝技を駆使して6戦全勝。「畳の上に立てることは当たり前ではない。感謝」と語り、「苦しい時間を乗り越えて戻ってきた。状態はまだまだなので一つ一つクリアしていきたい」と続けた。
次戦は11月の講道館杯で、長期的な目標は2028年ロサンゼルス五輪。「ここからの2年間で必ず成長できる。今できることを積み重ねていけば、ロスへの道がつながる」と決意を新たにした。

