20年前、ホンダのASIMOがようやく階段を上れるようになった時、世界はそれが技術の限界だと思っていた。20年後の今、中国で「世界人型ロボットスポーツ大会」が開幕し、ロボットたちが陸上100メートルで人類の限界を破り、競技場で機敏に競い合っている。技術の進化の速度は、誰もが想像していたよりも速い。

この目を見張る技術の飛躍を前に、私たちは考えざるを得ない。ロボットとAIが体力と知力の両方で人間を全面的に上回った時、未来の世界はどうなるのか。人間に残される空間はどれだけあるのか。

もし未来の仕事や技術の大半が機械に置き換えられるなら、「本当の体験」こそが人間に残された唯一の価値になる。そしてスポーツは、今すぐ子どもたちに与えるべき生涯のよりどころだ。

道場に流した汗の一滴一滴、受身で倒れては立ち上がる痛み、相手と乱取を交わす中で育まれる相互の尊重。それらすべては、冷たいチップとアルゴリズムには決して代えられない、本物の人生である。

世界はすでにカウントダウンを始めている。今のうちに、子どもたちを柔道へ、スポーツへ。体を鍛えるだけではない。来たるインテリジェントな世界で、人間に属する魂とよりどころを取り戻すために。

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