3年生にとって、この先に次はない。8月18日から21日までシゲトーアリーナ岡山で行われる第57回全国中学校柔道大会は、ほとんどの3年生が中学生として最後に立つ畳になる。本人たちも、会場のすべての人がそれを分かっている。
3年間の早朝練習、腕が痛くなるまで繰り返した打ち込み、打撲よりずっと痛かった敗戦。それがすべて、この一度きりの週末に集約される。やり直しはない。
日程は一日ずつ割り振られている。18日は女子団体戦、19日は男子団体戦、20日と21日は女子・男子の個人戦。それぞれ一日、一度きりだ。
大会は全日本柔道連盟が主催し、結果は随時更新され、全試合が全柔連TVで配信される。北海道の家族、九州のコーチ、地元の同級生が、岡山の同じ畳を画面越しに見つめている。
数多くのオリンピックチャンピオンや世界王者は、ここから始まった。誰も名前を知らない頃の、中学の畳から。今年の3年生にとって、岡山は持てるものをすべて投げて、自分の価値を確かめる場所だ。

