先ごろ、イタリア人の学生グループがタイ・バンコクのBTS車内で見せた行動が大きな物議を醸した。乗客が声を落とすよう求めたところ、一部の学生は暴言や卑わいなジェスチャーで応じたという。関与した学生と引率者はその後公開謝罪し、一部の学生はタイ警察から罰金を科された。
この出来事は、現代の若者がこれまで以上に柔道教育を必要としていることを示している。
柔道が教えるのは投技や固技、試合の勝敗だけではない。他者への敬意、感情のコントロール、規律を守ること、自分の行動に責任を持つことも含まれる。道場に入る前に礼をする、稽古中に相手を思いやる、勝っても驕らない、負けても礼を失わない――これらはすべて柔道教育の大切な一部である。
講道館柔道は「精力善用」と「自他共栄」を重んじる。柔道は自分を強くするだけでなく、他者を尊重し、周りの人々と共に成長することも教えてくれる。
より多くのヨーロッパの学校が講道館柔道を校舎に取り入れれば、生徒たちが学ぶのは一つのスポーツだけではなく、人としての生き方、人との付き合い方にもなるだろう。
本当の柔道修行は、道場に入る時と出る時の礼だけに終わらない。畳を離れた後も他者を尊重し、感情をコントロールし、責任を負うことを知っていることこそが、柔道教育の真の意味である。
出典
以下はタイの報道機関がXで公開した報道と、講道館の柔道と礼に関する資料である:

